障害年金の申請から受給までにかかる期間
1 書類提出後の審査期間(3か月~3か月半)
年金事務所等に申請書類を提出すると、まずは各年金事務所等で書類に不備が無いかを確認されます。
その後、提出した書類が東京の日本年金機構「障害年金センター」へ送られ、その書類をもとに審査されることになります。
この審査には、一般的に3か月~3か月半程度かかります。
事案によってはこれより早く結果が出ることもありますし、逆にこれよりも長い時間がかかることもあります。
2 障害認定がなされてから年金振込みまでの期間(約50日以内)
審査が終わり、障害年金の支給が認められると、日本年金機構から年金決定通知書(年金証書)が届きます。
その後、初回の障害年金が振り込まれますが、初回の振込みにかかる期間は、この通知書が届いてからおおむね50日以内である傾向にあります。
障害年金は、基本的には偶数月の15日(15日が金融機関の休業日である場合は、その直前の営業日)に、支給月の前月分と前々月分の2か月分ずつ支給されることになりますが、初回の支給のみ、奇数月に振り込まれることもあります。
そのため、初回の支給時期については、月の前半に年金証書が届いた場合には翌月の15日、月の後半に年金証書が届いた場合には翌々月の15日に振込まれる傾向にあります。
障害年金の正確な振り込み時期や金額は、障害年金が支給される月の10日頃に送付されてくる「年金支払通知書」や「支給額変更通知書」にて確認することができます。
3 申請から受給までには約5か月かかるとみておくと良い
以上の期間をあわせて考えると、障害年金の申請から受給までには約5か月はかかるとみておくと良いと思います。
このように、障害年金の申請をしてから実際に障害年金が支給されるまでには、決して短くはない時間がかかります。
そのため、少しでも早く障害年金を受給するためには、スムーズに資料収集や書類作成の手続を進める必要があります。
しかし、申請に慣れていない場合は、準備に時間がかかってしまうことも少なくないと思われます。
ですので、少しでも早く障害年金を受け取りたいという方については、障害年金の業務を取り扱っている社労士や弁護士に相談をして、どのように手続きを進めていけばよいのかなどについてアドバイスを受けることをおすすめします。